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昭和・メモリアル「与 勇輝」展へ [ミュージアム]

先週はじめに夏風邪をひいてしまい、喉の痛みはとれたものの、
未だに咳が出て困っているのですが、皆さんは体調万全でお過ごしでしょうか?

そんな鬱陶しい毎日を送っているわたしですが、
気分転換にと、ただ今、神戸大丸ミュージアムで開かれております、
与 勇輝さんの人形展へ可愛いお人形を観に出掛けました。
わたしは数年前にも1度見たことがあるので、今回は2度目です。

1.jpg

ところで、与 勇輝(あたえ ゆうき)というと、
人気長寿番組である「徹子の部屋」で、
いつも黒柳徹子さんの後ろに飾られている妖精ニングルを思い出しますが、
もしかしたら、名前をご存じない方でもお人形はTVでご覧かもですね。

2.jpg

昭和12年生まれの与 勇輝さんは小さい頃から手先の器用な子供で、
何でも作ることが大好きだったそうです。
それで人形作家となってからも、人形の着ている着物は勿論のこと、
服のボタンや箒、虫籠など、小道具に至っても、全部ご自身の手作りだそうです。
とにかく、人形サイズですからね、何もかもが小さいのですが、
物の見事に実物にソックリで、大いに感心してしまいます。

そして今回は、“昭和・メモリアル”ということで、
戦中戦後に少年時代を送られたご自身の記憶を元に、
だんだんと遠退いて行く「昭和」を残しておこうと創作をはじめたそうで、
新作の“昭和のあのころ”の子供たちを中心にして、
ライフワークになさってる明治から昭和のはじめを時代背景にした代表作もありました。

入口近くには、新作の戦後の動乱に生きる子供たちが続いていたのですが、
その中でもわたしは「シューシャインボーイ」とタイトルされた靴磨きの少年に目が止まりました。
戦争で親を亡くした子供が自分で正当にお金を稼げる唯一の手段であった靴磨き・・・
戦後の日本にも沢山いたようで、わたしも美空ひばりなどの昔の映画で見たのを憶えています。

3.jpg

作者は、そんな逞しく生きる子供たちに思いを馳せ、
制作に没頭しながら胸を熱くすることもあったそうですが、
これらを見たわたしも、当時の子供たちがどんな風に成長し、
どんな大人になったのかとふと、思いを馳せたのですが・・・
こういう子供の頃から働き者の人こそ、きっと大人になっても働き続け、
今や大富豪の仲間入りを果たしてるかもしれませんね。

昭和・メモリアル「与 勇輝」展は、来週の22日(月)まで!
緻密な仕事ぶりに感動しつつ、
懐かしい昭和を感じにお出掛けになってはいかがでしょう~[るんるん]

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あしあと 12

コメント 17

よしあき・ギャラリー

私も2回見ています。
河口湖畔の与勇輝ミュージアム、もう一回は、どこか忘れましたがデパートの特別展です。
私の子供の頃を彷彿させるような様々な表情の人形は、微笑ましく、思わず見入ってしまいますね。
私は、あんなに可愛くはないですが、ちょっと生意気なところは似ているのかなと思ったりします。
by よしあき・ギャラリー (2011-08-17 19:15) 

雀翁

風邪を召されたとか。体調管理の難しい日が続きますね。一日も早く全快されることを願っています。

コメントを読み、写真4を見て、 野坂昭如の「火垂るの墓」を思い浮かべてしまいました。現物以上のリアルさを感じます。あの物語を思っただけで、心が金縛りにあったように緊張します。毎年8月は戦争に関するメディアの露出が多くなり、そのことを考える機会が増えます(それ自身はいいことだと思います)。日本という国が戦争を起こしたことにはいろんな理由があったのだとは思いますが、それが何であろうと、事実は「日本が戦争を起こした」ということです。ものすごい数の人の命が奪われ、ものすごい数の人の運命が狂わされたあとで、「堪え難きを堪え...」と言うより、戦争を起こさないために「忍び難きを忍ぶ...」道があったはずなのに...と思ってしまいます。

昭和と言う時代は、まったく異なる2つの顔を持っていると思います。

by 雀翁 (2011-08-18 12:31) 

collet

★よしあきさんへ
河口湖畔のミュージアムでもご覧なんですね!
あそこは良さげな所でわたしも出掛けてみたいです。

ところで、与さんの子供たちはとても表情がイイですよね!
特に、今回の戦後の子供たちは、よしあきさんにも似た?(~o~)
いつもとは違う生意気そうな表情のもあり、見ていても楽しかったです~♪

★wattanaさんお立寄りありがとうございます~^^;
by collet (2011-08-18 13:30) 

collet

★雀翁さんへ
ちょっと油断したら案の定・・・喉からの風邪をひいてしまいました。
気分はもう回復したのですが、咳がどうにもね~(-"-)

雀翁さんが感じられた通り、
写真4は「火垂るの墓」をイメージし、創作されたそうです。
そして、おっしゃるように昭和ほどに激動の時代はないですね。
この与さんも1番にその点に触れてらっしゃいました。
それでいつか制作しようとの思いだったそうで、
今回、ようやく思いが叶ったようです。
ちなみに、今回は昭和天皇とマッカーサーのお人形もあり、
それらは「象徴」と「権威」のタイトルがついていました。
きっと、誰しも思いは同じなんでしょうね・・・
by collet (2011-08-18 13:56) 

Rita

こんにちは。
私、与 勇輝さんのお人形、すごく好きです~*^^*
表情が豊かで、今にも動き出しそうですよね☆
colletさん、本物のお人形にあえてうらやましいです。
で、与 勇輝さんっておいくつくらいの方なのでしょうか。
※夏風邪、お大事になさって下さいね。

by Rita (2011-08-18 18:32) 

collet

★Ritaさんへ
与 勇輝さんは今年で74歳におなりです。
ちなみに、 与 勇輝は本名なんですよ。
わたしは意外に思いましたが、
ご両親が奄美出身だそうで納得しました~!(^^)!
でね、ご本人には申し訳ないけど・・・
ホントッ!普通のオジサンですよ~
あんな可愛いお人形の製作者とは思えないほどに!

お陰さまで咳も一時ほどではなくなりました。
お見舞いいただきどうもありがとう~~^^;

★shin.sionさんお立寄りありがとうございます~♪
by collet (2011-08-19 12:35) 

たいちさん

私も今春、高島屋大阪店での同名の彼の展覧会を観ました。
彼の人形は、特徴があり、好きですね。
by たいちさん (2011-08-19 16:50) 

gwan3

この方の人形は、ほんとにまじまじと見入ってしまいますね。
ディテールにこだわることは大切ですね。
もっとも、現物は見たこと無いのですが・・・^_^);

昭和30年代ころはまだ、片手や片足のない白装束の傷痍軍人さんが、アコーディオンを弾いていたうっすらとした記憶が残っています。
そしてデパートのおもちゃ売り場の喧騒につつまれた後(たいてい何も買ってもらえません)、屋上の遊園地で一回10円のドライブゲームをするのが楽しみでした。
by gwan3 (2011-08-20 11:19) 

dolfin

「昭和・メモリアル」というサブタイトルが広島・長崎の原爆投下、終戦記念日の時期と重なっていろんな想いをおこさせますね。

戦後66年ですか、テレビ大阪でもテレビでよく出てる人が戦争のことをわかりやすく説明してましたねえ。つまみ食いしました。

韓国の大統領だったですか、戦争に対する日本人の歴史認識について意見を述べてたと思います。

日本が中国や韓国に対しどのようなことをしたのかについても目をそむけるべきでないし、そのことも伝えていく必要があるのかもしれないですね。

ドイツに占領された国はドイツに対してどう思っているのでしょうねー。

すいません。また、また書き散らかしましたね(^^ゞ。
by dolfin (2011-08-20 11:37) 

collet

★たいちさんへ
あっ、高島屋大阪店でも開催されたんですね!
与さんのお人形は子供中心ですので、
表情にも無心さが出て好感を持てますよね~(*^^)v

★e-g-gさんお立寄りありがとうございます~^^;
by collet (2011-08-20 16:06) 

collet

★gwan3さんへ
いやぁ~1度現物をご覧下さいませ~~
ホント!イイ仕事してますよ~~(*^^)v

>片手や片足のない白装束の傷痍軍人さん
うふふふふ・・懐かしいですね~~
いましたね!駅や商店街の入り口などに!
わたしも何だか見てはいけない事のように思い、
いつも母の後ろに隠れてたように思います。

それにしても、デパートの屋上から遊園地が消えて久しいですね。
きっと、若い方はご存じないでしょうね!?


★dolfinさんへ
戦争については、確かに伝えていく必要がありますね。
今回のこの展覧会にしても、
8歳の時に終戦を迎えた与さんがその思いから創作されたそうですし、
何らかの形で残していかなきゃね・・・

ただ、うちの父もそうでしたが、
実際に兵隊として原体験した人は、すでに亡くなられてますし、
お元気でも話したがらないようです・・・
その意味でも、誰が伝えていくか、年々難しくなりそうですね。
by collet (2011-08-20 16:37) 

hirohiro

与さんの人形大好きです!

人形のリアルさ、その表情に
思わず見入ってしまいます。

そういえば・・・以前瀬戸内寂聴さんの源氏物語(NHK)に出ていた
人形たち、あれ、与さんが制作されていたのでは?

間違っていたらごめんなさい!
by hirohiro (2011-08-20 22:57) 

collet

★hirohiroさんへ
サスガに与さんのファンは多いですね!
この会場にも沢山の方がお見えでしたし~~(^_-)-☆

ところで、瀬戸内寂聴さんの源氏物語に登場したのは、
与さんのではなく、ホリ・ヒロシさん制作ですね。
彼のも以前に観てこちらに書いてますが、
hirohiroさんもコメント下さってますよ~~(~o~)
http://collet.blog.so-net.ne.jp/2009-10-28
うふふふふ・・どちらも素敵なお人形ですよね!

★Taddyさんお立寄りありがとうございます~~^^;
by collet (2011-08-21 12:48) 

hirohiro

あはは・・、ほんとですね!私コメントしていました(笑)。
おおぼけです(笑)。
ホリヒロシさんのは目に特徴があるんですね。

与さんのほうが優しい感じ。
いやあ、私の記憶っていい加減です(笑)。

by hirohiro (2011-08-21 15:52) 

collet

いえいえどう致しまして~~(^^ゞ
わたしも同じ様なことはしょっちゅうですから~~(~o~)

ところで、与さんのに比べホリさんのは女っぽいですね。
艶っぽいというか・・・
やはり子供と大人の違いでしょうね。
by collet (2011-08-22 11:01) 

まぐろ

私もお人形だけは知っていました。
人形でこれだけ素晴らしい表現と人に思いを馳せさせる事が出来る彼は、素晴らしい芸術家ですね。
靴磨きの孤児たちのその後をやはり考えてしまいましたが、colletさんの考えられるとおりに立派に成功されていると信じたいです。
by まぐろ (2011-08-27 01:15) 

collet

★まぐろちゃんへ
与さんのお人形作りは独学と言えると思います。
とにかく子供のころから器用だったそうで、
何もかもを手作りしてるのが素晴らしいですよね!
そして、確かに芸術家と言えますね~(^'^)
沢山の戦災孤児たちがいましたが、
きっと骨太な人間になったんじゃないかしら・・・
by collet (2011-08-27 15:16) 

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